信じてるもの 空を仰いで 飲み込んだ。

信じてるもの 空を仰いで 飲み込んだ。
誰にみせるものでもない。
気持ち良くなって
みんなと一緒に
大きなテーブル 小さなテーブル囲んで
予想もつかない重いを味わう。
でも 太ったら削りとろ。
剥き出しになるとヒリヒリと敏感だから
また 私を連れて行くよ 心も知らない場所へ。
存在のままの自分でいいという弱さを
許そうともせずに。
繰り返す日々の中で
身体の奥底から 輝き出す僅かな光
他の誰の為でもなく
いつか 辺りをも温かく灯すといい。

詩・小松未季

1998
エッチング、アクアチント、雁皮刷り

Etching, aquatint, Gampi
18×13.8cm
Edition 25